暮らしのこだわり

ホリデーシーズンの楽しみ方

ここアメリカでは11月の感謝祭・サンクスギビングが終わると、街は一気にクリスマス模様となります。オレンジ黄色茶色から赤白緑に変わった街並みは、ライトアップで美しく飾られ、クリスマスソングが流れ、いたるところで樅ノ木を見かけます。この街角で樅ノ木を売ってるところなど、アメリカらしくてとても好き。樅ノ木の香りもこのシーズンならではで大好き。クリスマスに向けて心が躍ります。その樅ノ木、山の中から好きな木を切ってくるという入手方法もありますが、数年前義兄家族がそれをしたところ樅ノ木の中から山ネズミの巣が見つかり、家じゅう大変なことになったので今だ私は怖くてできていません。いつかしたいなとは思っているのですが・・・。

樅ノ木に飾るオーナメントの一つとして、ジンジャーマンクッキーというものを焼いたりするのですが、今年は私も食べる用だけではなくオーナメント用にも焼いてみました。胸のところに穴を開けてリボンを通し、あとはツリーに乗せるだけ。なかなかシックで素敵な出来栄えになりました。ジンジャーマンクッキーをはじめ、ホリデーシーズンに家族親戚の女性同士でワイワイ言いながらたくさんの種類のクッキーを作るのも楽しい伝統行事の一つ。たくさん焼いたクッキーをかわいい缶に入れて家族や友達やご近所にプレゼントします。もう本当にクリスマスはすぐそこまで来ている!とさらにワクワク感が高まります。

家族や友人へのクリスマスプレゼントを選んだり、贈る相手の顔を思い浮かべてプレゼントと一緒にかわいいラッピングペーパーやリボンを探したり、洒落たクリスマスカードを書いたり、毎日が忙しくなりますが(年末はどこの国でも師走なんだな~と毎年思います)、暖炉に火を灯し、樅ノ木の香りに包まれ、暖かい飲み物とクッキーでこれからやってくる楽しみを家族で待ちわびます。

その楽しみのために、子供たちはサンタの国からやってくる、昼間はぬいぐるみの姿、夜は小人の妖精「エルフ」に、寝ている間に悪戯をされないようお利口さんでいるようがんばります。今年エルフが我が家にやってきた初日は、キャンディーが置かれていました。まだ悪戯はされていないようですが、パンツがツリーに飾られたり、靴が逆さまにされたりしないよう、パパとママとの約束事はしっかり守るようがんばってほしいものです。